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2026.06.02
病院新聞コラム『すべての病院にヘリポートを』第13回掲載のお知らせ
当社が病院新聞にて連載中のコラム『すべての病院にヘリポートを』の第13回が掲載されました。
今回は「徳島県鳴門病院災害対策施設」を取り上げています。

以下全文
『すべての病院にヘリポートを13』
地上嵩上げ式アルミデッキ製ヘリポート
徳島県鳴門病院(徳島県鳴門市、307床)は2025年6月、地上嵩上げ式のアルミデッキ製ヘリポート「徳島県鳴門病院災害対策施設」を設置した。フェーズフリーの考えに基づき、南海トラフ巨大地震による津波あんどの大規模災害を見据えた災害医療と平時の救急医療に対応した機能を担っている。
同院は、高知県から徳島県に流れる吉野川の北岸で唯一の災害拠点病院で、徳島県北部を中心に、香川県東部や兵庫県淡路島地域を診療圏域としている。
しかし、吉野川北岸には同施設ができるまでヘリポートがなく、同院が県北部唯一の災害拠点病院の使命を果たすためには、その設置が必要不可欠だった。
同施設は、鉄骨造4階建て、延床面積1063.18平方メートル。病院本館と3、4階の渡り廊下でつながり、上下階はエレベータと階段で移動する。
1階にはドクターヘリによる患者の搬入・搬出と、ランデブーポイントとして使用できる救急車の待機スペースや受入れホールを設けたほか、自家用発電機などを設置。2階には倉庫、3階には備蓄倉庫と、県の災害対策本部とのウェブ会議などに使用できる機能も有するDMAT隊員待機室を設けた。平時は院内の会議や研修、地域住民への説明会にも使用できるようにしている。
4階のヘリポートは、軽量で劣化しにくいアルミデッキ製。建物の荷重を減らすことで地震の揺れにも耐えやすく、離着陸時に発生する吹き下ろす強い風「ダウンウォッシュ」によるコンクリート片などの飛散による被害を防止できる。着陸帯の耐荷重は12トンで、ドクターヘリや消防ヘリに加えて自衛隊の中型ヘリも離着陸が可能だ。
施工したヘリポートの設計・施工などを手掛けるエアロファシリティー(東京都港区)は、災害備蓄倉庫付き地上嵩上げヘリポートの提案に注力しており、同院のヘリポートがフェーズフリーの観点に基づいた理想的なヘリポートとして評価している。(取材協力、写真提供=エアロファシリティー)
(病院新聞 第2880号 2026年2月12日発行)
・掲載媒体:病院新聞
・掲載頻度:月1~2回
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