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2026.05.26
病院新聞コラム『すべての病院にヘリポートを』第12回掲載のお知らせ
当社が病院新聞にて連載中のコラム『すべての病院にヘリポートを』の第12回が掲載されました。
今回は「千葉県総合救急災害医療センター」を取り上げています。

以下コラム全文
『すべての病院にヘリポートを12』
受入れと搬出を見据えた理想的なヘリポート
千葉県総合救急災害医療センター(千葉市美浜区)は、屋上ヘリポートに加え、地上にも中型のヘリコプターが離着陸できるスペースを用意している。
同センターは、千葉県での救急医療の中核を担ってきた千葉県救急医療センターと千葉県精神科医療センターを統合し、2023年11月1日に開院。幕張新都心に隣接する海沿いに立地し、自然災害だけでなく、化学災害など様々な都市型災害への対応も期待される。屋上ヘリポートはアルミデッキ製で、航空灯火設備も整備。エアロファシリティー(東京都港区)がコンサルティングおよび設計施工を手掛けた。
同社はヘリポートの役割として、平時や災害時の救急患者および傷病者のヘリコプターによる迅速な受入れだけでなく、自院だけで受入れ対応ができない場合に別の医療機関などに搬出することを挙げ、2ヶ所の離着陸帯を有する同センターのヘリポートは理想的と評価する。
首都直下地震や南海トラフ巨大地震による被災が想定されるエリアでは、地域全体の複数の医療機関が同時に被害を受け、中には診療機能の維持が困難となる可能性もある。さらに大規模なイベント時の災害やテロなど、マスギャザリング災害では短時間に多数の傷病者が搬送され、医療機関のキャパを超える事態が容易に考えられる。その際には搬送されてきた傷病者を連携する別の医療機関に搬出する必要に迫られることも想定される。その手段としてヘリポートは欠かせないという。
アルミデッキ製ヘリポートの特徴としては、軽量で、施工製がよい点が挙げられる。繰り返し離着陸しても、コンクリートデッキのようなひび割れなどが発生しないため、メンテナンスフリーだ。さらに熱伝導率が高く、ヒーティングによる融雪効果が高いことや、磁界の影響をほとんど受けない特徴もある。磁界の影響について同社の調べでは、鉄筋コンクリート製のヘリポートからヘリコプターのコンパスやドローンの磁気センサーを狂わす磁界が発生しているケースがあることがわかっており、安全運航や将来の次世代空モビリティーの活用を見据え、アルミデッキ製のヘリポートを推奨している。(取材協力、写真提供=エアロファシリティー)
(病院新聞 第2877号 2026年1月22日発行)
・掲載媒体:病院新聞
・掲載頻度:月1~2回
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