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2025.05.26

病院新聞コラム『すべての病院にヘリポートを』第5回掲載のお知らせ


当社が病院新聞にて連載中のコラム『すべての病院にヘリポートを』の第5回が掲載されました。

 

今回のコラムでは、フェーズフリーの概念に基づいて設計された避難施設、「ヘリポート付防災コミュニティセンター」の概要をご紹介しています。

 

すべての病院に ヘリポートを⑤

 

以下コラム本文
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すべての病院に ヘリポートを⑤
「ヘリポート付防災 コミュニティセンター」

 

「フェーズフリー」の観点から減災・避難施設は兼用とし、ヘリポートが欠かせないことは、本連載で繰り返し提言してきた。それを具現化した施設が「ヘリポート付防災コミュニティセンター」だ。嵩上げしたヘリポートの下に1フロアを設け、平時はパブリックスペースとして多目的に使用する一方、災害時には支援物資の受入れや傷病者の搬送など、災害支援の拠点として展開する。ヘリポートの設計・施工を手掛けるエアロファシリティーが自治体や病院などに提案している。

 

施設建物は、津波や洪水時の浸水想定水位以上に嵩上げし、地上階(1階)を駐車場として、居室階(2階)を備蓄倉庫付き多目的スペース(250平方メートル)として活用。屋上にはヘリポート(縦15m、横19m)を設置する。地上階から居室階まではエレベータを設置し、居室階から屋上階はストレッチャー対応段差解消機を設け、高齢者の利用や傷病者の搬送をスムーズに行えるようにする。備蓄倉庫には救援なしで3日間の避難を可能にする自家発電設備を備えておく。屋上ヘリポートは、平時はドクターヘリのアクセスポイントとして、災害時は防災ヘリや自衛隊ヘリによる救援活動の拠点として利用できる 。

 

災害時の離着陸場所として、公園や海岸、河川敷なども指定しているケースもあるが、能登半島地震では、これらの場所が実際に使用可能となるまでに時間を要し、人命救助が最優先される状況下では十分に機能しなかったという課題が浮き彫りとなった。

 

こうした事態に備え、災害時に機能する場所、施設を整備すべきで、やはり「ヘリポート付防災コミュニティセンター」の設置が必要だ。次回以降、具体的な事例を紹介する。(取材協力=エアロファシリティー)

 

(病院新聞 第2844号 2025年5月15日発行)
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本コラムでは、防災・減災につながるあるべき病院ヘリポートの姿と、実際の設置事例をテーマに情報発信をしてまいります。掲載されたコラムは弊社ウェブサイトでも順次公開いたしますので、ぜひご一読ください。

 

・掲載媒体:病院新聞
・掲載頻度:月1~2回
・過去のコラムはこちら
『すべての病院にヘリポートを①』
『すべての病院にヘリポートを②』
『すべての病院にヘリポートを③』
『すべての病院にヘリポートを④』

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