エアロファシリティー株式会社

コラム

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基礎知識

2020.12.07

「いまさら聞けないフライトシミュレータの豆知識」その②


・FTD(フライト・トレーニング・デバイス)

フライト・トレーニング・デバイスは「シミュレータ豆知識その①」でご紹介したFFS(フル・フライト・シミュレータ)から「ビジュアル装置及びモーション装置」を除いた簡易な訓練装置です。国土交通省が定める「模擬飛行装置等認定要領」において「飛行訓練装置」と定義されています。具体的には「航空機乗組員の訓練、試験、審査等に適する装置」となります。

FTDは操縦室の仕様によってレベル1,2,3,4,5,6,7に区分されており、こちらもFFSと同様に細則に従った厳正な審査が実施されます。なお、REISER社のFTDはEASA(欧州航空安全機関)のレベル3認定を受けています。(EASAはFTDのレベルを1,2,3と区分)

FTDのビジュアル装置は簡易的なもの

 

このFTDを利用した訓練は特定操縦技能審査の実技審査要件(航空局通達国空乗台2077号)や計器飛行の訓練要件(航空法施行規則第161条)を満たすことができます。

FTDも実機を模擬した操縦室で訓練が可能

エアロファシリティー はドイツに本拠地を置くフライトシミュレータ製造業会社 REISER社の正規販売代理店です。

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