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業界動向

2024.01.10

メンテナンスの負担を考慮するなら 屋上ヘリポートはコンクリートよりもアルミで


コンクリートヘリポートにおいては防水が極めて大切、ということを繰り返し述べてきました。躯体コンクリートは入念に防水されなければなりません。そしてその大切な防水層を紫外線や風雨から守るために、防水層の上に保護コンクリートを打設します。この保護コンクリートも防水を施さないと劣化します。保護コンクリートは通常、浸透性防水によって雨水の進入を防ぐのですが、ヘリコプター着陸の衝撃荷重によって欠けてしまうことがあるのです。欠片が飛散すると事故に繋がりますので、ヘリコプターの着陸前と離陸後には保護コンクリート表面の入念なチェックが必要になります。表面にクラックや欠片を見つけたらその都度ただちに補修しなければなりません。

メンテナンスの負担を考慮するとコンクリートヘリポートよりもアルミデッキヘリポートをお勧めします。

【コンクリートヘリポートの経年劣化事例】

 

竣工から3年経過

 

竣工から8年経過

 

竣工から10年経過

 

竣工から13年経過

 

竣工から14年経過

 

 

 

 

 

 

 

「新・ヘリポートの造り方」

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