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2025.07.14

徳島県鳴門病院ヘリポート竣工式が病院新聞で取り上げられました


先日執り行われました徳島県鳴門病院ヘリポートの竣工式が、このたび病院新聞にて取り上げられました。
竣工式とヘリポートの詳細は弊社の[ニュース]でもご紹介しておりますので、ぜひそちらも併せてご覧ください。

 

以下記事本文
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フェーズフリーの考えに基づくヘリポートを設置
災害対応と救急医療を強化

 

徳島県鳴門病院は6月29日、徳島県鳴門病院災害対策施設(ヘリポート)の完成記念式典と内覧会を開催した。同施設は、フェーズフリーの考えに基づき、南海トラフ巨大地震などの大規模災害を見据えた災害医療と平時の救急医療に対応した機能を担い、「地域の『助かる命を助ける』ために整備された。質の高い効率的な救急医療の提供から災害時までシームレスな医療提供体制の強化を図るため、自衛隊ヘリも離着陸可能なヘリポートや備蓄倉庫、DMAT隊員待機室などを備えている。

 

同院は、高知県から徳島県に流れる吉野川の北岸で唯一の災害拠点病院で、徳島県北部を中心に、香川県東部や兵庫県淡路島地域を診療圏としている。記念式典で開設者の徳島県を代表して登壇した村上耕司副知事は後藤田正純知事の式辞を代読し、ヘリポートが整備されたことにより「さらなる救命率の向上につながる」と期待を寄せた。

 

住友正幸理事長兼病院長は挨拶の中で「このヘリポート施設が県北部唯一の災害拠点病院の使命を果たすために必要不可欠」で、平時には県全体の救急医療ネットワークの中で「重症・重篤な患者の搬送に貢献できる」との考えを示した。

 

記念式典では、来賓として大塚明廣・徳島県議会副議長、泉理彦・鳴門市長、吉田一夫・徳島県医師会副会長が祝辞を述べた。

 

鉄骨造4階建て備蓄倉庫やDMAT隊員待機室等

 

徳島県鳴門病院災害対策施設は、同院の外来駐車場内に設置された。建物構造は鉄骨造4階建て、延床面積1063・18平方だ。1階にはドクターヘリによる患者の搬入・搬出と、ランデブーポイントとして使用できる救急車の待機スペースや受入れホールを設けたほか、自家用発電機を設置している。2階には倉庫、3階には備蓄倉庫と、県の災害対策本部とのウェブ会議などに使用できる機能も有するDMAT隊員待機室を設けている。

 

4階のヘリポートは、軽量で劣化しにくいアルミデッキ製。建物の荷重を減らすことで地震の揺れにも耐えやすく、離着陸時に発生する吹き下ろす強い風「ダウンウォッシュ」によるコンクリート片などの飛散による被害を防止できる。着陸帯の耐荷重は12トンで、ドクターヘリや消防ヘリに加えて自衛隊の中型ヘリも離着陸が可能だ。ヘリポートの設計・施工を手掛けるエアロファシリティ(東京都港区)が施工した。

 

津波防潮壁も今後設置を計画

 

同院は今後、津波防潮壁の設置も計画しており、同院の阿宮広明事務局長は、ヘリポートと防潮壁を備えることによって、「近隣住民を守り、徳島県北部の地域医療を担う災害に強い病院としてしっかり取り組んでいく」と抱負を語った。

 

病院新聞 第2852号(2025年7月10日発行)
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