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基礎知識

2025.09.18

緊急離着陸場について(Part1):緊急離着陸場とヘリポート


緊急離着陸場を設置する主な目的は、ビル火災発生時に消防隊が屋上から建物内への進入を可能にすることや、屋上への避難者を救助することなどに使用されます。

緊急離着陸場は高さ31mを超える非常用エレベーターの設置を要する高層建築物を対象に設置の指導を行うと示されています。これは、地方自治体の消防機関が保有する消防自動車(はしご車)の性能(能力)等を勘案した補完策であると解釈できます。
緊急離着陸場はヘリポートと同類の施設として混同されることも多いのですが、“似て非なるもの”と理解しておく必要を認めます。

 

 

ヘリポートとして総称されるヘリコプターの離着陸施設(場所)は、公共用へリポート、非公共用へリポート、飛行場外離着陸場に大別されます。また、設置される場所では陸上へリポート、屋上ヘリポート、水上ヘリポート(日本には設置されていません)に分類されますが、緊急離着陸場はこれらの分類には含まれません。

 

ヘリコプターが離着陸できる場所の分類

 

(文:石黒 健司)

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